bftk

photo,memo,etc...

日曜日、京都

日曜日、京都に来ている。土曜に用事があって日曜は何もなくてひとりで過ごしていた。
観光というほどどこかに行くわけでもなく適当に遅めの朝ご飯食べて、川の方に向かっていった、商店街にカメラ屋があったので写ルンです買ってパシャパシャしながら歩く、途中ふるどうぐ市やっていて立ち寄ってみた。



川の前にホホホ座によって本を見た。ディビットリンチの本あって数ページ読んだりZINE見たりした。レトロ印刷かわいいな、ZINEつくりたい。

川についたらコンビニでビール買って鴨眺めながらビール飲んでた。すごくいい天気で心地よい。1時間くらいビール飲みながら本読んでたけどあまりにのんびりすぎて昼寝したくなったのでホテルで昼寝した。

気がついたら夕方で、少しもったいない気がしたけど、ベッドでごろごろしてお腹すいてきたので夜ご飯食べに三条らへんまで歩いていった、途中アンドリューのエッグタルト見かけて、美味しいですよって話を聞いたので一個食べながら三条大橋あたりまでなんかないか探しにいった。夜は遊び終わりで活気のある人々がまだいて、それと同じくらい海外観光客がいた。

ドラッグストアでメイク落とし買って適当にご飯食べてホテルで明日の準備して今に至る。

私は、あてもなく散歩するのとか自由に過ごす時間とかが何をすればいいのかわからなくて苦手だったのだけど、何もない時間は何もしなくてもいいというのがだんだんわかってきた。
でも、これは京都に数日滞在できるからできることであって、東京に戻ると日常があって、あれやんなきゃこれやんなきゃ、みたいなのがある。もっとそういうもの整理整頓してシンプルに生きたい。

女王蜂のQがスーツ着てやってきた

Q(初回生産限定盤)(DVD付)

Q(初回生産限定盤)(DVD付)

アルバム出たーうれしい
届いて最初に手に取ったのが、初回限定版の冊子、漫画と歌詞カードの体裁をしたリリックショートムービーという印象。アヴちゃんの頭の中少し見えるような気がしたけど何度見てもわからないものもあって、これもっとしっかり見てみたいですね。個人的には蜂刑事とかは九条キヨ先生に描いて欲しいんですけど、どうにかなりませんか。もしくはシャフトでアニメ化しませんか。

この時点では、ページの黒さにいつもの女王蜂のドス黒さを想像していたんだけど、音源聞いてびっくりした、すっごい聴き馴染みよくってあっさりしてる…おかしい、いつもの私にしかわからない呪いはどうした、赴くまま叫びながら生きてやろうというなりふり構わない姿勢はどうした。しかしよく聴いてみると伝えたいことは全然変わらない、むしろ洗練されていた。全体的にダンスミュージックになった印象で、みんな楽しくきゃっきゃ踊っているのが想像出来る。実際、金星ツアーでは驚くぐらいに開放的で踊りまくって楽しかった。その熱狂が、空気感が歌詞とリズムに刻まれている。だから何故か、次の瞬間にはフレーズがリフレインする。すっと無意識に入る。

あと、これは聴き終わって最初に思った感想だけど「あ、これなら他の人に勧められそう」と思った。
今までの女王蜂ももちろん、すごくよかったしことあるごとに、いい、最強だから聴いて欲しい。と言ってきた。けどあの全力加減にみんな構えるだろう。その本気具合に、誰、何、こわい(つよい)。みたいな。
でも今作Qは違う。それが無い、届ける為に醸成した。だから今までみたいにラメやグリッターとか、羽とかそういうのなしで、隠し事なしで、スーツ着てやってきた。だれでも聴けると言ったら軽く聞こえるけど、それくらい言葉を選んでいるようだった、だから広まって欲しいし、もっと聴いて欲しいんだと思った。そういう過程を経てアウトロダクションから始まるの、すごくない?もう拳振り上げて、堂々の勝利宣言してるんだよ。まじかよ…

初回についていたツアー公演は参加していたのだけど、本当よくて、これ以上は逃せんなって思ったので、ライブに重き置いてくれるのも嬉しいよね。タイトルのQ、これはアルバムツアーのタイトルがAでつまり、アルバムでの答えをライブでするよって言う意味で、今からライブが楽しみですよ。

家に帰ろうと歩いていたら、声をかけられた。
海外の方で、片言で「近くにスーパーはあるか?」と訪ねてきた。偶然にもスーパーは家の目の前にあって、すぐに教えることができたので、持っていたiPhoneでここだよと教えたらありがとうと笑って、すごく軽やかに歩いて行った。
私はその後を疲れて重たい足で歩いて行った。家に着いた時に、スーパーの近くを見渡したがその人は見当たらなかった。無事にスーパーにたどり着いただろうか、それよりも、私と同じ道を歩いているのに、軽やかに歩いて行った背中がすごくうらやましかった。

例えば、何か変えたくて新しい服を買っても、靴を買っても、髪型を変えても、新しい化粧品を買っても、試しに本を買っても、金でたやすく手に入る変化で、気晴らしになったとして、何にも変わらないし、こんなんいつまで続くんだろうか、物と金で気分なんか良くならないけど、物と金がないと生きていけなくてバランスが大変。

目に付くものに理由をつけて、そのせいで生きづらいんだと思い込んでも何も変わらないのだよなぁ

今日という日をみなさんいかがお過ごしでしょうか

この日付には結構いろいろあって、素直に何かを伝えるのが難しいなぁと思っている。けど毎年くるし、もっとこう乗り越えていきたいですよね。

ところでこの日は私と彼が付き合った記念日でもある。
そのとき私は遅めの朝に起きて、メールを見たら告白されていて、そんな置き去りにされるような告白いやだからこれから会うぞって電話で話して、出掛ける前に昼ご飯作って食べていたときだった。昼ご飯に作ったのは豚キムチで、それを食べている最中に揺れたのだった。あの瞬間は本当に今日で世界が終わってしまうんだと思ってたので、豚キムチが最後のご飯か…とか思っていたのを今も覚えている。

そして昨日の夜、帰り道に晩御飯のことを考えていて、「あー冷蔵庫にキムチ残ってるから使い切らないとな」とか思っていて「明日は豚キムチでもつくるか」と思った。思ってから、気付いたのだけど、6年後の今も同じもの食べている。この事がなんだか普通で、その普通さになんだかすごく安堵感があった。

鼻がムズムズして喉がイガイガするから花粉だ、てーとこれは春だ

もう春だなぁなんて焦らなくなったのはここ数年だろうか、気がつくと大人になったのか慣れて鈍感になったのか、わからないけど、最近はまあまあ焦ることはなく春を迎えてる

で、結構いい年になってきたんだなぁとか思っている。やればできることや、やってきたことが振り返ると意外とあって、少し安心する。その分できなかったこともあって、もう諦めるくらいに考えたし、勇気を持ってやめることができる。

なんでもできてなんでもできないいいわけができない

便利だなーという世の中である、あっ、って思ったら指を滑らせて適当に文字や数字入れておけばなんでも手に入る。発信もできる。
煩わしいことや面倒だったことが便利な仕組みで解消されて、できない理由がなくなってなんでもできる。だからできないわけがないよね。

そうだね。